彼の名前は【SquareHead】
膨大な数のサポートロボット、通称「プリケツ」を指揮するリーダーだ。
SquareHeadの主な仕事は、かつて地上を荒らしまわった、人間という見知らぬ奴らの後片付けだ。
いつも同じ作業の繰り返し、ゴミと使える物の分別・・・
その、後片付けの際中にプリケツが、小さな記憶媒体を提出してきた。
ふとその中に何が入っているか気になってしまい、仕事を中断し、四角い箱に接続する。
その中には自分の四角い頭の中に無い情報、
人間の思い出。
人類の事を、なにも知らない彼にとって衝撃だった。蛾が光に吸い込まれていく感覚。
すぐさま人間の虜になってしまった。
「もっと人間を知りたい。」
彼は部下たちを使い人間の思い出を集め始める。
何日たったかわからないが、大した収穫が無い日に、
プリケツがトロッコにゴミにまみれた、一体のロボットを乗せてきた。
顔がガスタンクの異様な顔のロボット・・・